カット野菜や大根のつま、もやしなどを製造し、スーパーやコンビニに卸しています。弊社には3つの工場があり、従業員は800人近くおります。

会社の成長に伴い、業務効率アップやペーパーレスのためにシステム化を推進することとなり、数年前に情報システム課が生まれました。私たちはその課に属していて、アサインのメイン担当者さんとは、毎日のようにやりとりをしています。

会社としては情報システム課ができるずっと前、2005年頃からのお取引になります。それまでは別の会社の基幹システムが入っていたのですが、中身がよくわからないブラックボックス状態だったので業務もやりづらく、移転をきっかけに切り替えることになりました。その際に数社が見積りを出してくださり、アサインさんが一番誠実だったと聞いています。システムを作る会社さんって情報を開示してくれないところが結構多いんです。でもアサインさんはそうではなく、一番オープンだったので、それまで不信感が重なっていた私たちの決め手になりました。

そういった経緯から、アサインさんには「基幹業務システム」という受注の仕組みを一から組み上げてもらいました。機能としては、お客様からFAXやウェブ等で受注したデータを取り込み、製造現場に指示を出したり、出荷用のラベル印刷をしたり、そのデータを使って月次の請求書も出力できるもので、事務方で必要な機能を備えたシステムです。それまではExcelを手で入力したり、紙で管理したりしていたことも多く、導入後は効率が格段に上がりました。今ではその頃から比べると5倍以上の受注となり、会社の成長に合わせて商品の品数も増え、それに伴いシステムも進化させてもらいました。

また、その次には「見える化システム」を開発してもらいました。これは製造が終わったら現場の従業員がタブレット入力をするもので、遅れが出たら気付くことができますし、製造の進捗がリアルタイムでわかるので現場のモチベーションアップにも繋がっています。

こうした「基幹業務システム」や「見える化システム」で情報を正しく把握できると、会社としても先を見た設備投資などの手を打つことができます。会社は成長と共にどんどん変化するので、システムがないと会社は立ち行かないし、そのバージョンアップやカスタマイズというのは本当に大切ですね。

従業員のために「お弁当注文システム」を開発してもらいました。これまでは従業員が食べたいメニューを手書きして、それを総務で集計してお弁当屋さんに発注していました。800人もが直筆で書くので、読みにくい字もあればアルファベットで書かれたものもあり、とにかく集計に時間がかかっていました。給料からお弁当代を天引きするので、間違いがあってもいけない。そういうわけで、全従業員が持っているICカードで発注できないかと相談し、誰でも使いやすいシステムを作ってもらいました。ICカードをピッとして、6種類くらいから食べたいお弁当を画面選択するだけですので注文がしやすく、集計の手間もかかりません。

さらにこの「お弁当注文システム」をベースにした「健康チェックシステム」も作ってもらいました。今までは従業員の毎日の発熱、鼻水、怪我などを全部紙でチェックしていたのですが、このシステムなら従業員がタブレット上でチェック項目に○×をし、要対応の従業員がいれば管理者側が一目でわかるようになっています。従業員の健康は食品の管理上とても大切なことなので、システム化することができて安心に繋がりました。

システムって一般的には出来合いのものを導入することが多くて、でもそうすると私たちの業務にマッチしない機能（部分）が出てしまう。その点、アサインさんは弊社の運用を深く理解して、徹底的に私たちに合わせて作ってくれるのでその制限がありません。私たち情報システム課では「みんなが喜んで使えるシステムを入れたい」という思いでいて、そこにアサインさんは誠実に向き合ってくれるので、どれも従業員それぞれが無理なく使えています。従業員にとって、使いづらいシステムは仕事の手間が増えるし押し付けになってしまうので、それは避けたいと思っています。

フットワークの軽さ、スピードがいいですね。例えば受注の部分でトラブルが起きてしまうと、次の注文が取れなくなってしまうんです。そういった大急ぎで解決したいことをアサインさんに連絡すると、電話で解決しない場合はすぐに飛んで来て、正常な状態に動くまで毎回きっちり対応していただけます。システム屋さんとは複数社とお取引をさせていただいていますが、そのなかでアサインさんは色々なご提案も含めてとにかくスピード感がありますね。

あとは価格的にも、毎回システム開発の際はお見積りを複数社から取らせていただくのですが、そのなかでもいつも値段を頑張っていただいている。色々な面で本当に誠実だと思います。

社長の方針として、お客様はもちろんのこと、各方面のお取引先や従業員など、全ての人が幸せになってほしいという思いがあります。そこで言うとアサインさんのシステムのお陰でお客様へスムーズに商品が提供でき、従業員が過度な労働時間や作業ミスがなくなり、それぞれの幸せに繋がってきたのかなと思います。ですからこれからも、「このシステムを入れて良かったな」と従業員に喜んでもらえるような、みんながより良くなるためのシステムを入れていきたいので、アサインさんにはこれからも無理難題を言わせてもらい、またアサインさんのほうからもどんどん提案をしていただきたいと思っています。